国の通貨の価値というのは日々変動しています。もちろんこのブログを読んでいる間にも変化しています。
この変動が分かればFXで利益を出すことは可能なのですが、未来を予知することは誰にもできません。
しかしどのような要因で変化しているのかがわかれば、為替レートを予想の手助けとなってくれます。
もちろん完全に分かるわけではありませんが、FXを分析する上で為替レートの変動要因を知ることはとても重要ですので、じっくり読んでみてください。
為替レートが変動する要因
為替レートとは、例えば1ドルは日本円でいくらで売られているのか、というような通貨の価値のことを言います。
この為替レートというのはどのように変化するのかというと、その通貨がどのくらい買われているかで決まります。
今回も馴染みのある日本円と米ドルを例にしてみると、以下の4つになります。
- 米ドルが買われる・・・ドル高
- 米ドルが売られる・・・ドル安
- 日本円が買われる・・・円高
- 日本円が売られる・・・円安
世界に日本円と米ドルしか無いと仮定すると、「米ドルが買われる」「日本円が売られる」が同じ意味になって分かりやすいですね。このときはドル高円安ということです。
しかし世界には様々な通貨があり、それらが売買されて為替レートに変動が起きます。
この変動を知ることができれば利益は確実に増やせるのですが、完璧に知ることは不可能です。
が、しかし、分析することは可能です!
為替レートの変動には大きく2つの分析方法があります。
それはテクニカルとファンダメンタルズです。
この2つを分析することによってFXの成績は飛躍的に上がります。
それぞれ解説していきます。
テクニカル分析とは?
テクニカルとはざっくりいうとチャートを分析することです。

FXをやっている人でチャートを見ない人はいないと思います。逆にFXをしている人は全員見ています。
チャートを見て米ドルがいくらになってら買う、いくらになったら売る、という判断をしています。
チャートの詳しい見方は今回割愛しますが、重要なのはFXではファンダメンタルズよりテクニカルの方が重要だ、ということです。
多くの人が同じチャートを見て(分析方法は違いますが)通貨を売買するわけですから、テクニカル分析をしないと、為替レートの変動の判断がしにくいということです。
代表的なテクニカル指標としてはローソク足、移動平均線、ボリンジャーバンド、RSI、MACDなどがあります。
このブログでもテクニカル分析の方法は更新していく予定ですので、お楽しみにしていてください。
ファンダメンタルズ分析とは?
ファンダメンタルズは「経済の基礎的諸条件」と約されています。
国の経済状況(景気)を分析することをファンダメンタルズ分析と言います。
世界はアメリカを中心に動いている、というと大げさですが、アメリカの雇用統計の発表時には世界のレートが変動します。
雇用統計以外には選挙やテロ、大地震なども経済指標の一つといえます。
最近ではトランプ氏が大統領選挙で勝利したときやイギリスがEUを脱退を決定した時に大きな変動がありました。
他にも、政策金利、GDP速報、小売売上高、CPI・PPIなどたくさんの注目経済指標があります。
僕が毎日見ているのはYahoo!ファイナンスの経済指標情報です。
経済指標の重要度もわかる、使いやすい、もちろん無料、おすすめしておきます。
為替レートの分析方法まとめ
テクニカルかファンダメンタルズか、どちらが重要かといえばFXの場合、先程もお話しましたが、間違いなくテクニカルでしょう。
しかしファンダメンタルズを無視していいというわけではありません。
重要な経済指標が発表される時間を知っておいて、その時はリスクを回避するために取引しないという方法は僕のやり方です。
逆にこれを読めれば大きく勝つことが可能になるでしょう。
で、
ここまで為替レートが動くのはテクニカルとファンダメンタルズと言いました。
が、そしてそれを決めているのは投資家です。売買するのは投資家なのですから。
「大衆心理で為替レートは動く」と言われているくらいです。
テクニカルにしろファンダメンタルズにしろ投資家の心理によって為替レートが動いているというのは覚えておいた方がいいでしょう。
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